最終回は、麻紀・薫子・遥の3人が、それぞれの恋愛や結婚に決着をつけ、最後には20年前から続く友情を確かめ合う話になりました。
以下にネタバレを含みます。
麻紀は、やっぱり本音で生きる人
麻紀は、夫・宗司が浮気しているのではないかと疑っていました。
宗司は取引先の女性から好意を寄せられていたものの、きっぱりと断っていたことが分かります。
「僕の妻は、自分に厳しくて他人にも厳しい。その上、愛情深くて家族の為なら、自分の命を投げ出すぐらいの強さのある人なんだ。そんな女に君が勝てると思う?」
この言葉を聞いた相手の女性は、宗司が妻を深く愛しているとわかっただろうし、こんな女性には敵わないと思ったはずです。
そして、宗司は、食事を一緒にしていただけで浮気はなかったと言います。でも、麻紀がそれを裏切りだと感じたのなら、自分は裏切っていたんだと思うと謝りました。
それを聞いた麻紀は、「あなたがそういう人だから結婚相手に選んだ」と言って、宗司と仲直りします。
麻紀は、思ったことをそのまま口にするし、夫にも遠慮しません。
でも、今回の2人を見ていて、そういう関係もいいなと思いました。
我慢して何も言わないより、嫌なことは嫌だと言って、本音でぶつかる。
その上で相手のことを信じられるなら、夫婦としてちゃんと向き合えているんじゃないかなと思います。
薫子は、もう遅かった
薫子は義孝と会い、お互いに離れている間に相手のことを考えていました。
薫子は、義孝が自分の苦手な家事をやってくれていたことに気づき、感謝を伝えます。
そして、「私も義孝のことを愛してたよ」と話します。
この「愛してた」という過去形が印象に残りました。
もう愛していないってことが伝わってきたし、義孝は薫子がいなくなって初めて、大切な人だったことに気づいたのかもしれない。
でも、もう遅かった。
1話を通してずっと義孝の薫子に対する態度を見てきたけど、やっぱり酷かったと思います。
特に、子供ができて結婚相手として両親に紹介した時、義孝の母親が薫子の存在を知らなかったというのは、もう5年も一緒に暮らしているのに、それはないよなって思いました。
そういうとこだぞ、義孝。
薫子は義孝に遠慮しすぎていたんだと思います。
もっと早く自分の気持ちを言えていたらと思うところもありますが、最後に自分の気持ちにちゃんと区切りをつけられたのは良かったと思いました。
遥は、クソ男と決別
そして、一番大きく変わったのが遥でした。
遥は、晃之助との結婚を本気で考えていました。
東京を離れたくないと仕事を辞めたのに、晃之助には内縁の妻がいて、しかも結婚したことを知らされます。
それでも「これからも俺たちの仲は変わらない」と言う晃之助。
遥が「今すぐ彼女と別れて私と結婚して」と言うと、「紙切れ一枚にこだわるのか」と言い、さらに「君には何でも与えてきた。俺と別れてどうやって1人でやっていくつもり」と言います。
最低のクソクズ男だった。
遥が怒るのも当然だと思いました。遥は、貰ったアクセサリーを取り、靴を脱ぎ、服をも脱いで出て行きました。
高価なものを買ってもらったり、高級マンションに住まわせてもらったりしていたけど、遥が欲しかったのは、晃之助とちゃんと人生を一緒に歩くことだったはずです。
それなのに「俺がいなければ何もできない」と言わんばかりの態度。
別れると言ったら、すぐにマンションを出て行けと言う。
どこまでクソ男なんだろうか。
でも、遥自身も、晃之助と付き合うことで高価なものを買ってもらい、マンションにも住ませてもらって、自分にはそうされる価値がある人間だと思いたかったと気づきます。
東京にこだわるのも、キラキラしたものに必死にしがみついていたから。
「自分が空っぽなのに」と麻紀と薫子に打ち明けた遥を見て、ようやく自分自身と向き合えたんだなと思いました。
女3人でクソ男を成敗!
晃之助と別れ、仕事も住む家もなくなった遥は、麻紀と薫子に助けを求めます。
3人は喧嘩別れをしていたのに、遥から「助けて」とメッセージが届くと、麻紀は車で遥を迎えに行き、薫子の家へ向かいます。
薫子が後輩から「仲直りしたんですか?」と聞かれたとき、「うちらに仲直りなんてないから」と答えたのも良かったです。
3人にとっては、喧嘩して離れていても、いざというときは助けに行く。それが当たり前の関係なんだなと思いました。
そして3人で晃之助のところへ向かう前に、カツ丼を食べる。
決戦の前の腹ごしらえです。
ここ、なんだか3人らしいなと思いました。
そして、晃之助と対峙します。
晃之助は最後まで自分勝手なことを言い続け、遥を傷つけます。
遥が殴ろうとすると腕を掴まれ、そこへ麻紀が入ってくる。
そして最後は、薫子が消火器を持って走ってきて、麻紀が晃之助に消火器を噴射。
「お前の血は何色だ〜」
このセリフは、2人にとって大切な親友をこんなに傷つけた晃之助に、「お前に人の心はあるのか? 本当に人間なのか?」と言っているようにも感じました。
クソクズ男晃之助を女3人で成敗してやったのが良かった。
しかも、この場面は第1話で描かれた3人が15歳の時の出来事と重なっていました。
薫子を馬鹿にした男子に対して、麻紀が消火器を噴射した場面です。
20年前と同じように、今度は3人で晃之助を成敗する。
この演出は良かったですね。
真っ白になって逃げ惑う晃之助が、かっこ悪くて笑えました。
麻紀が「女なめんじゃねぇよ」と悪態をつくところもスッキリしました。
そして薫子が「ばか、這いつくばって掃除しとけよ」と、20年前と同じセリフを言って去っていく。
ここは胸がスッとする場面でした。
最後に残ったのは、20年間続いた友情
仕事も辞め、住む家もなくなった遥は実家へ帰ることになります。
麻紀の運転で、遥と薫子の3人で久々に地元へ戻ります。
そして20年前を思い出しながら、3人は「ズッ友」を誓います。
ここはいいシーンでした。
遥はクソ男と別れ、薫子は夫と別れ、麻紀は夫との愛を確かめ合った。
3人とも、それぞれ違う結末になりました。
恋愛や結婚は、うまくいくことばかりではない。
でも、3人には20年前から続いている友情がある。
学生時代の友達は、利害関係抜きで付き合える大切な存在なんだと改めて気付かされたと思います。
最終回を見終わって
3人を見ていると、麻紀みたいに本音で生きてる方がいいのかなと思いました。
薫子は義孝に遠慮しすぎていたし、遥は男を見る目がなかった。
それでも、3人の友情は続いていく。
恋愛や結婚で失うものがあっても、最後に3人の間に残ったものは20年間続いてきた友情でした。
だから、この3人ならこれからも大丈夫なんじゃないかなと思います。
女35歳、そのうちいいことあるよ。
3人には、これからも20年前と変わらない友情を続けていってほしいと思いました。
そして、この3人のその後も見てみたいです。続編があったら、また3人の友情や、それぞれの人生を見届けたいと思いました。
番組情報
『Tokyo middle 30』
放送:フジテレビ系
放送開始:2026年7月22日(水)
放送時間:毎週水曜よる10時
出演:仲里依紗、のん、深川麻衣、渡辺大知、朝井大智、中島颯太、風間俊介 ほか
原作:中国ドラマ「Nothing But Thirty」
脚本:北川亜矢子
音楽:小山絵里奈
主題歌:ふみの「東京」

