東條のミスによって追い詰められる乃木たち。しかし、絶体絶命の状況でも仲間を思う気持ちや、それぞれの覚悟が描かれた今回。最後の別班儀礼曲のシーンが印象的だった。
※以下にネタバレを含みます。
今回の注目ポイント
- 東條のミスで居場所が発覚!Fが李を撃つ
- 周に追い詰められた乃木たちを救ったチンギス
- 仲間を失った怒りをぶつける別班員たち
- 乃木と瓜二つのリュウ・ミンシェン。二人の関係は?
東條のミスで居場所が発覚!Fの冷酷さに驚く
東條のミスによって携帯電話が使えるようになり、李からの電話で、乃木たちの居場所がシンシー側に知られてしまうことに。
Fは「和田の仇だ」と言って李を撃つ。頭を撃ったあとも何発も銃弾を撃ち込む姿には驚いた。
そこへノコルが現れ、Fを止める。そして「お前、誰だ」と問いかけ、乃木の中に別人格がいることに気づく。
普段の乃木とは違う、冷酷なF。ノコルがその変化を見抜いたことで、乃木とFは違う人格なのだと改めて感じた。
でも、Fのような激しさも、本当は乃木の中にあるんだと思う。
絶体絶命のピンチを救ったチンギス
バスで逃走していた乃木たちは、周に見つかり、バスから降ろされてしまう。
もう逃げられないのではないかと思ったところで、周の後ろに銃を構えたチンギスが登場!
周とゴルバド警察の2人を人質に取り、乃木たちは逃げることに成功する。
次々と状況が変わる展開に、最後までハラハラさせられた。チンギスがどこで出てくるのかと思っていたら、いいところで現れて窮地を救う。かっこよかった。
仲間を失った怒りをぶつける別班員たち
バスの中で、別班員たちは周に詰め寄る。
広瀬が「お前達は私に何をしたか言ってみろ!」と怒りをぶつけるシーンが印象的だった。
乃木は、逃げるためには人質を交換材料にする必要があると説明して説得するが、広瀬の怒りは収まらない。
人質を利用する必要があると頭ではわかっていても、仲間を失った悲しみや怒りを簡単に抑えられるものではないんだよね。
さらに高田は、どこにいても周を探し出し、和田にしたことよりも残忍な方法で殺すと宣言する。
普段は冷静に任務を遂行する別班員たちが、仲間を失った怒りをむき出しにする姿に胸が熱くなった。
任務のために冷静でいなければならない。それでも、仲間を思う気持ちまでは抑えられないんだよね。
広瀬の話を聞きながら憎たらしい表情を浮かべていた周が、高田の言葉を聞いておとなしくなるところも印象的だった。
乃木とリュウ・ミンシェンは瓜二つ!二人につながりがある?
今回、もうひとつ気になったのが、乃木がバスから降りて周と対峙した際、周はリュウ・ミンシェンと瓜二つだと驚いていた。
これは以前から感じている疑問だが、そこまで似ているとなると、単なる偶然なのだろうか。
私は、乃木とリュウには何かつながりがあるのではないかと考えてしまう。血縁関係があるのか、それとも二人の過去に何か共通点があるのか。
今の段階ではわからないけれど、これほど似ていることには、何か意味があるのではないだろうか。
そして、野崎のもとにいるリュウの行動も気になる。
野崎にキス!? リュウ・ミンシェンの行動が気になる
野崎のもとでは、リュウ・ミンシェンがプリシャの居場所を突き止めた褒美が欲しいとハンリンシンに要求する。
その後、リュウはドラムに麻酔銃を撃って眠らせ、監視カメラをすべて切り、監視役や周囲の人間まで遠ざけてしまう。
そして、野崎にキスしようとする。
一見すると、野崎に好意を抱いているようにも見えるリュウ。しかし、私はこの行動が本当は演技なのではないかと思った。
監視カメラまで切って人払いをしたのは、野崎と二人きりで秘密の話をするためだったのではないだろうか。
もしかすると、野崎を逃がす方法を考えているのかもしれない。
もちろん、今の段階では本当の目的はわからない。でも、ここまで徹底して周囲を排除しているのを見ると、何か別の狙いがあるように感じる。
リュウは一体何を企んでいるのだろうか。
もうひとつ気になったのが、ハンとFのやり取りが、ドラムや野崎のいる監獄にも筒抜けになっていたこと。
監視カメラで監獄の様子を確認できるのはわかるけれど、野崎たちに別班が救出される様子や、ハンとFの会話まで聞かせる必要はないように思う。
もしかすると、リュウが意図的に聞こえる状態にしていた可能性もあるのだろうか。
リュウが何を企んでいるのか気になるところだ。
チンギスの覚悟とノコルへの思い
空港に到着した乃木たちは、プライベートジェットで逃げようとする。
しかし、ジェットを無事に離陸させるためには、誰かが残らなければならない。
ノコルは自分が残ると言うが、チンギスは「偉大なるノゴーン・ベキの息子を守るのが俺の使命だ」という思いから、その場にとどまることを決める。
後ろ髪を引かれながらも、ジェットに乗り込む乃木たち。
チンギスが自分を犠牲にしてでも仲間を逃がそうとする姿が印象的だった。ベキのおかげで今の自分があるという強い思いがそうさせたのかもしれない。
ハンリンシンは現地警察に、人質を撃ってもいいからジェットを止めろと指示する。
ジェット機に乗り込んだFは、ハンリンシンに呼びかける。賢いと思っていたのに、無能だったとは。
ハンがシャキ城へ動かした人員を戻したことで、シンシー本部の場所が判明してしまう。
Fはハンリンシンを皮肉りながら、ハンのしくじりについて話して聞かせる。悔しそうな表情を浮かべるハンリンシン。
そしてFは、別班の儀礼曲を流すように太田に指示をする。
殉職した先輩たちが自分たちを守ってくれるだろうというFの言葉。それを聞いた別班員たちの、何とも言えない表情が心に残った。
普段は感情を表に出さない彼らだからこそ、先輩たちへの思いや仲間を失った悲しみが伝わってきて、胸が熱くなるシーンだった。
まとめ|別班の絆と、深まる謎
今回は、東條のミスによって追い詰められる乃木たちの逃走劇に加え、仲間を失った別班員たちの怒りや、チンギスの覚悟が描かれた。
特に印象に残ったのは、最後の別班儀礼曲のシーン。
任務のために冷静でいなければならない別班員たちにも、仲間を失った悲しみがある。殉職した先輩たちへの思いを感じさせる表情に、彼らの人間らしさが伝わってきた。
そして、乃木とリュウ・ミンシェンが瓜二つだという謎も気になるところ。
リュウは何を企んでいるのか。そして、乃木との間には何か特別なつながりがあるのだろうか。
別班の絆に胸が熱くなる一方で、新たな謎も深まった今回。続きが楽しみだ。
VIVANT 第21話|番組情報
- 放送局:TBS系
- 放送日:2026年10月18日
- 原作・演出・プロデュース:福澤克雄
- 出演:堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司 ほか
