※この記事には『VIVANT』第23話のネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
『VIVANT』第23話を見た。
今回は、薫とジャミーンの救出から始まり、ベキの過去、ジャミーンに隠された秘密、そしてタイランの裏切りと、次々に展開が変わっていく。
ようやく一つの問題が解決したと思ったら、また新たな問題が起こる。正直、展開が急すぎて追いつくのが大変だった。
一方で、ベキがエリシャの願いを引き受ける場面や、薫からのメッセージに憂助が涙を流す場面など、心に残るシーンもあった。
今回は、特に気になった4つのポイントを振り返りたい。
第23話の注目ポイント
- Fの活躍で薫とジャミーンの救出に成功。しかし、薫に乃木が別班であることが知られてしまう。
- ベキがジャミーンを保護した日の過去を語る。エリシャが娘をベキに託した理由と、アディエルだけに明かしていた秘密が明らかになる。
- ジャミーン(プリシャ)に隠されていた核融合のデータをめぐり、新たな謎が浮かび上がる。
- タイランの裏切りで乃木と黒須が再び捕らえられ、最後にはリュウ・ミンシェンが野崎を銃撃する。
Fの活躍で薫とジャミーンを救出!乃木の正体が明らかに
Fが薫とジャミーンを救出するために現場へ向かう。
Fは体に偽物の爆弾を巻き付け、ハンリンシンシンたちを脅す。どうせ殺されるのなら、相手もろとも吹き飛ばすという覚悟を見せる。
そして、相手が一瞬ひるんだ隙を逃さず、Fは敵を一瞬で撃ち倒す。
この一連の動きが本当にすごい。相手を威嚇する大胆さだけでなく、わずかな隙を見逃さず、瞬時に行動に移す判断力と射撃の正確さ。Fの凄さがよく表れた場面だった。救出に行く前に憂助とFどちらでいくかで揉めてるシーンがあったけど、やっぱりFで正解だったと思う。
さらに、別班の部隊も監視場所を奪還しており、薫とジャミーンの救出に成功する。
しかし、薫に乃木が別班員であることが知られてしまう。
別班の事情を説明するものの、薫は乃木との関係を考えたいと伝える。
乃木が落ち込んでいると、チンギスとノコルが慰める場面も。かつて敵対していた二人が「別班は大変だな」と乃木を気遣う姿を見て微笑ましく思った。
そんな乃木は、ベキたちに会いに行った際、縁結びの神様にお願いをする。
そして、ベキたちと記念写真を撮っているときに、薫からメッセージが届く。
そこには、憂助を愛していること、そして帰りを待っているという言葉があった。
それを読んだ乃木は、嬉し涙を流す。
薫は乃木が別班員だと知っても、憂助を愛する気持ちは変わらなかった。
普段は冷静で感情を表に出さない乃木が涙を流す姿が、とても印象的だった。ここも心に残る、いいシーンだった。
ジャミーンに隠された核融合の秘密
ベキが語ったのは、ジャミーンを保護した日の出来事だった。
任務を終えて撤退しようとしていたベキの前に、腕を負傷したアディエルが少女を抱えて現れる。その後、二人は捕らえられていたエリシャを救出するが、妻はすでに亡くなっていた。
エリシャは、自分と一緒にいれば娘まで殺されてしまうと考え、国籍も名前も変えて別人として育ててほしいとベキに頼んだ。
ベキは必ず守ると約束し、少女を引き取った。
この場面で印象的だったのは、ベキが幼い憂助を連れ去られた日のことを思い出していたことだ。
エリシャが幼い娘と別れなければならない気持ちと、かつて幼い我が子と引き離されたベキの記憶が重なったのだと思う。
自分の子供を守りたいのに、そばにいて育てることができない父親の悲しみ。エリシャの気持ちを、ベキは誰よりも理解できたのではないだろうか。
だからこそ、ベキは娘を必ず守ると約束したのだと思う。ここは、ベキの父親としての気持ちが伝わってくる、とても感動するシーンで涙なしには見られなかった。
そして今回、DNA鑑定によってエリシャとジャミーンが親子であることが判明する。
さらに明らかになったのが、ジャミーン(プリシャ)のお尻に埋め込まれていたディスクの存在だ。
ディスクには核融合のデータが記録されており、それが明らかになれば世界が混乱するという。
エリシャはこの秘密をアディエルにだけ打ち明けていた。ジャミーンのお尻に埋め込まれたディスクを、成長して違和感が生じる前に取り出して隠してほしいと頼んでいたのだ。
ベキにも話してはいけないという約束を、アディエルは守り続けていた。だからこそ、ベキは核融合のデータについて知らなかったのだ。ここは、アディエルの誠実さがよく現れている。エリシャの願いを聞いて父と慕うベキにも話さないなんて、中々できることじゃないと思う。
エリシャは乃木に、データを手に入れるには直感力や知力、精神力だけでなく、苦境を共にする仲間も必要だと伝える。そして、最後の鍵を握るのはプリシャだという。
なんだか、ゲームでよくある壮大な冒険が始まるような話だなと思った。どんなに優秀でも一人では乗り越えられず、仲間が必要だという言葉も気になる。
もしかしたら、最終回では乃木と黒須が脱出するところまでで、ディスクを見つけるのは映画になるのかもしれない。
タイランの裏切りは乃木の想定内だったのでは?
エリシャから話を聞いた乃木と黒須がタイランのところへ戻ると、そこで裏切りが発覚する。
タイランはシンシー側に寝返っていた。
リュウ・ミンシェンは乃木に、ジャミーンのお尻に縫った跡があるか確認するよう要求する。言う通りにしなければ、野崎の命はないと脅す。
薫が確認すると、確かに縫った跡があるという。しかし、手術の際には異物がないことを確認していたため、何かが入っていることはない。
つまり、アディエルがディスクを取り出し、どこかに隠していたと考えられる。
リュウによると、すでにアディエルが生前住んでいた家や関係者について調査を進めているという。
タイランは核融合の情報をシンシーに渡すと伝える。情報の代金は別班がすでに支払っているため必要ないが、乃木と黒須を引き渡す代金として、さらに1億元を要求する。
しかし、そもそも日本側は最初からタイランにお金を渡すつもりなどなかった。
黒須が振り込んだお金は、AIハヤトとブルーウォーカーが連携して奪い返す計画だったのだ。
タイランは別班からお金を受け取ったつもりで、さらにシンシーからも乃木たちを引き渡す見返りを得ようとしている。
そんな相手を、乃木が最初から信用していたとは思えない。
もしかすると、乃木はタイランの裏切りを想定したうえで取引していたのではないだろうか。
乃木と黒須が再び捕らえられたのも、何か作戦があってのことなのかもしれない。仲間がどこかに待機していて、助けに来るんじゃないだろうか。これは逆にいうと、シンシーの責任者ハンリンシンを捕えるチャンスでもあると思う。
もちろん、今の段階では断定できないけれど、乃木が何も考えずにタイランと取引したとは思えないんだよね。
野崎は本当に撃たれたのか?リュウ・ミンシェンの真意
最後に衝撃だったのが、リュウ・ミンシェンが野崎を撃った場面。
リュウは、核融合の秘密を知ってしまった日本人の野崎を生かしておくわけにはいかないと考え、銃を向ける。そして、別れの言葉を告げて野崎を撃ったところで、第23話は終わる。
でも、ここも私は疑っている。
野崎は本当に撃たれたのだろうか。
もしかすると、防弾チョッキを着ていたのではないか。
そもそも、リュウ・ミンシェンは本当に野崎の敵なのだろうか。
別れの言葉「さよなら愛しき人よ」も意味深だ。二人の間には、何か秘密の関係や作戦があるのではないかと思ってしまう。
『VIVANT』は、目の前で起きていることが、後になって覆されることもあるドラマだ。
だからこそ、今回も最後に大きなどんでん返しが待っているのではないかと期待してしまう。
まとめ|最終回に待っているどんでん返しとは?
第23話は、薫とジャミーンの救出に成功したと思ったら、今度はタイランの裏切りで乃木と黒須が捕らえられるという、まさにジェットコースターのような展開だった。
一方で、ベキがエリシャの気持ちに自分の過去を重ねる場面や、薫からのメッセージに憂助が嬉し涙を流す場面も印象に残った。
ジャミーンの秘密や核融合のデータなど、新たな謎も次々に登場した。
特に気になっているのは、タイランの裏切りと野崎の銃撃だ。
タイランの裏切りは乃木の想定内だったのではないか。そして、野崎は本当に撃たれたのだろうか。
今見ていることが、最後にはひっくり返るかもしれない。
来週はいよいよ最終回。
これまでの伏線がどう回収されるのか。そして、最後にどんな結末が待っているのか。
もう一度、大きなどんでん返しを期待したい!
VIVANT第23話|番組情報
- 放送局:TBS系
- 放送日:2026年11月1日
- 出演:堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司 ほか
